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 アメリカで面白い研究が始まった。インターネットゲームが流行している中、全世界で1,000万以上という圧倒的なアカウント数を誇るMMORPG『World of Warcraft(以下、WoW)』。このゲームをプレイする中国人は約500万人、アメリカ人の約2倍はいるとされている。
米カリフォルニア大学アーバイン校では、同ゲームを用いて米中の比較文化研究が行われることに。


 この研究を担当するのは、同大学で情報学を専門とするBonnie Nardi教授。北京のインターネットカフェでプレイヤーを長時間観察したこともある教授は、米中には傾向の違いが確かにあると述べている。

 今までにわかっていることとして、教授が挙げた点は以下のとおりだ。

・中国市場は"ゴールドファーム(金銭取引を目的としたアイテム収集)"がはびこっているというイメージが強いが、大半のプレイヤーは私たちと同様、ゲームを楽しむためにプレイしている。

・中国人プレイヤーはアメリカ人に比べ、難易度の高いプレイを好む傾向がはるかに強い。

・中国人はゲーム内経済を楽しむために面白い方法を編み出している。これはアメリカで2年間『WoW』を研究したときには見当たらなかったものだ。

・中国人プレイヤーはゲームの美術面に関心を向ける。少なくともプレイヤーとの面談ではその傾向が強く、ゲーム内の色づかいやアニメーション、建築的美学を口にする人が多かった。

・『WoW』をプレイする女性の比率はアメリカより少ない。アメリカでは20%、中国では10%の割合にとどまる。

・アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドでは、親や祖父母、兄弟姉妹などとプレイするケースも多いが、中国では高齢者がビデオゲームを好まないため、そうした光景は見られない。また、一人っ子政策の影響で大半の人は兄弟姉妹がいないので、友人との交流が大事になる。

・一方、アメリカと似ているところもあって、『WoW』は中国でも社交的なゲームとして認められている。知人、恋人、夫婦はゲームを通して互いに交流を深め、オンラインで新しく友達をつくることもある。

 これからも研究を進めることで、興味深い事実が新たに浮上するかもしれない。研究結果を参考にすれば中国ゲーム市場への参入も容易である。http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2008091702/

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