中国人観光客大歓迎のわけ

 

図:  拡大  

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 中国人観光客の受け入れ態勢は万全だろうか?上記のグラフからもわかるように観光で日本に訪れる中国人が右肩上がりである。世界的な金融危機や円高の影響で、海外からの旅行客が大幅に減少する中、中国からの旅行客だけは好調だ。春節(正月)休みのあった1月は前年比3割増、3、4月も過去最高を記録、いずれも10万人を超えた。1~4月の海外からの旅行客数は25%減だが、中国だけは5%増だ。10年までの年間外国人旅行客1千万人達成を目標とする日本政府は中国人旅行客に熱い視線を送る。

 「能不能給我拍張照(ナン・プー・ナン・ケイ・ウォー・パイ・チャン・チャオ)?」(写真撮って)

 「拍得好マ(パイ・トー・ハオ・マ、マは口へんに馬)?」(きれいに撮れた?)

 午前9時すぎの大阪城公園は中国人旅行客で埋め尽くされていた。標準語の北京語だけでなく、広東語、上海語などさまざまな中国語が飛び交う。3月末に来日した31人の団体旅行に同行してみた。

 彼らは北京や天津、新疆ウイグル地区などに暮らす会社の社長、大学教授、退職軍人、外資系企業の会社員など「高級知識分子」と言われる人たちとその家族。中国では恵まれた階層で約半数はすでに海外旅行を経験しているが、日本は多くが初めてだ。

 旅行は中国人団体旅行客の典型的な日程。5泊6日で、大阪から東京を大型バスで回る。料金は約6千元(約8万4千円)。毎朝8時前後に出発、ホテル到着は午後9~10時という過密スケジュールだった。3日目の日本旅館では、さしみ、天ぷら、茶わん蒸しなど和食の夕食後、温泉に。外資系企業に勤める李莉(リー・リー)さん(35)は「おいしかったし、日本的な温泉も楽しめたし、よかった」。

 富士山に「きれい」と感嘆の声が上がる一方で、参加者の多くが意欲を見せたのは買い物だ。銀座や秋葉原、お台場でブランドバッグや洋服、電化製品を買うのはもちろん、夕食後にも毎晩、近くのスーパーや繁華街に出かけては化粧品や食品などを買う姿が目立った。 http://www.asahi.com/national/update/0605/TKY200906050207.html?ref=reca

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